10月にはお茶の記念日として「日本茶の日」があります。
10月1日と10月31日の2回です。
このうち10月1日は、今から435年前の1587年に豊臣秀吉が京都の北野天満宮で「北野大茶湯」という大茶会を開催した日で、多くの人にお茶を広めた日とされています。
伊藤園ホームページ ~10月1日は「日本茶の日」
https://www.itoen.jp/nihonchanohi/
もう一つの10月31日は、鎌倉時代に栄西という禅師が中国からお茶の木の種を持ち帰ったといわれる日です。
持ち帰った種は佐賀県と福岡県の県境にある脊振山(せふりさん)に植えられ、お茶の栽培が始まったといわれています。
これ以降、茶の栽培が広まり多くの人にお茶を飲む習慣も広まっていったとされています。
その後、栄西禅師は、お茶の専門書として「喫茶養生記」を著し、その冒頭に「茶は養生の仙薬なり、延齢の妙術なり」と記しお茶の効能なども広めています。
はるか遠い昔にも思いを馳せながら、これからもお茶を美味しく楽しみましょう。