日頃の備え〜今から準備できること〜
日頃の備え「地震編」その4~災害時の通信手段として、公衆電話に再注目~
(4)公衆電話の通信機能は災害時の頼れる味方です
東日本大震災の発生以降、公衆電話は災害時に有効な通信手段として、あらためて注目されています。
https://www.ntt-east.co.jp/ptd/
公衆電話は、大規模災害時等で通信規制が実施された場合でも「災害時優先電話」となり、つながりやすいだけではなく、停電となった場合でも、電話回線を通じて電力が供給されているため、「硬貨を利用すれば」平常時と同様に利用できるようです。
NTT東日本 よくあるご質問(FQA)
https://www.ntt-east.co.jp/ptd/contact/faq/index.html?link_eastid=ins_q016#ptd-qa01-3
更に、災害時伝言ダイヤル171は硬貨がなくても利用できるようです。
NTT東日本 You Tube公式チャンネル 公衆電話「災害時のかけ方」
YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=TNT1bT9tEwg
なお、公衆電話の設置場所はNTT東日本のホームページで公開され、検索が出来るようになっています。
https://publictelephone.ntt-east.co.jp/ptd/map/
万が一に備えて、設置場所を把握して硬貨も準備しておきましょう。
日頃の備え「地震編」その3~家具の転倒・落下・移動防止対策~
(3)家具の転倒防止をしていますか?
大きな揺れによって部屋の家具類が転倒すると、思わぬケガの原因になったり、出入り口をふさいでしまうなど、避難する際の支障になってしまいかねません。
近年、東京消防庁が実施した地震被害調査によれば、負傷者の30~50%の方々が、屋内での家具類の転倒・落下・移動が原因のようです。
東京消防庁がホームページに掲載している「自宅の家具転対策 今すぐできる家具転対策」が、家具の固定などの安全対策の参考になります。
■~動画ライブラリ「その時家具が凶器になる」(戸建て住宅編、マンション編)~
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-bousaika/kaguten/kaguten_video.html
■ ~電子図書館、ハンドブック~
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-bousaika/kaguten/handbook/index.html
自分を守るだけではなく、家族や大切な人を守るためにも、家具の固定など家具類の転倒・落下・移動防止の対策を日頃から行いましょう。
日頃の備え「地震編」その2~もしも一日前に戻れたら~
(2)事前のそなえのたいせつさ
内閣府の防災情報「一日前プロジェクト」をご存じですか?
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/keigen/ichinitimae/index.html
この「一日前プロジェクト」は、これまでの大災害の被災者の方々がインタビューに応えておられ、実際の体験談の中からたいへん貴重な気づきや教訓を得ることができます。
たとえば、東日本大震災では下記のようなコメントがありました。
>大きな手提げ袋が避難所生活で大活躍した。
>両手は自由にしていたいから、背中に背負うリュックが重宝した。
>とにかく明かりがほしかった。
>両手の自由がきくから、ヘルメットに付けられるヘッドライトは良かった。
>避難するときは「介護用品を必ず持ち出すこと」これが教訓です。
>簡易トイレの消臭の決め手は、ペットのトイレマットとトイレ砂(ねこ砂)でした。
大きな災害への心構えや準備について、日頃から考えるきっかけにしてみませんか。
日頃の備え「地震編」その1~もしも地震が起こると~
(1)発生リスクと復旧日数を知っておきましょう
「地震10秒診断」をご存じですか?
https://nied-weblabo.bosai.go.jp/10sec-sim/
位置情報をもとにして、その場所で今後30年以内に
■震度5弱~震度7の「揺れに見舞われる確率」
■電気、ガス、水道のライフラインごとに「復旧に要する日数」の算出(シミュレーション)が可能です。
例えば、「横浜市戸塚区品濃町」で診断した場合、
今後30年以内に
■震度6弱以上の揺れに見舞われる確率は28%
■ライフラインが復旧するまでの日数は
・停電日数が3日間
・ガス停止日数が12日間
・断水日数は20日間 になるようです。
診断結果を参考にして、発生前からの日頃の備えと地震発生後の生活再建について考えるきっかけにしましょう。